Microsoftが、これまで分かれていた個人向けCopilotとMicrosoft 365 Copilotを、一つの「Copilot」体験へまとめる展開を始めました。
「そもそもCopilotって分かれていたの?」
という人も多いかもしれません。
実はこれまで、普段の質問や画像生成などに使う個人向けCopilotと、WordやExcel、Outlook、Teamsなど仕事での利用を想定したMicrosoft 365 Copilotは、別々の入口として提供されてきました。
今回の変更では、この分かりにくさを整理し、一つのCopilotから個人用と仕事用を行き来しやすくします。
ただし、統合に合わせて個人向けCopilotの一部機能が8月18日に終了・縮小されます。
特にGroup ChatやPodcastsを使っている人は、残しておきたいデータを早めに保存しておいたほうがよさそうです。
Copilotの「入口」が一つになる
Windows Centralの報道によると、新しいCopilot体験は8月13日からモバイルとWebを中心に段階的な展開が始まりました。
WindowsとmacOSでも順次展開されるため、すぐに全員の画面が変わるわけではありません。
今回のポイントは、個人向けCopilotとMicrosoft 365 Copilotの入口を一つに近づけることです。
これまでMicrosoftのCopilotは、個人で利用するものと、会社や学校のMicrosoft 365環境で利用するものが分かれていました。
同じ「Copilot」という名前なのに入口や機能が違うため、一般ユーザーには少々分かりにくい状態だったわけです。
今回の統合によって、一つのCopilotから個人用と仕事用を切り替えて使いやすくなります。
統合されても会社と個人のデータは別
ここで心配になるのが、
「一つのCopilotになったら、個人と会社のデータも混ざるのでは?」
という点ですが、これは別のままです。
個人のMicrosoftアカウントと会社・学校のアカウントは引き続き分離され、組織側のセキュリティやプライバシー、管理ポリシーも適用されます。
一つになるのは主に「入口や利用体験」であって、個人と会社のデータを一つにまとめる変更ではありません。
ただし画面が似てくる分、個人用と仕事用の両方を利用している人は、現在どちらのアカウントを使っているのか確認する習慣をつけたほうがよいでしょう。
一方で8月18日に3つの機能が変わる
今回注意したいのはこちらです。
Copilotの統合に合わせて、個人向けで提供されていたGroup Chat、Podcasts、Deep Researchが8月18日に終了・縮小されます。
Group Chatは、既存のスレッドやメッセージ、画像が新しい体験へ引き継がれないと報じられています。
残したい会話や画像がある人は、8月18日までにコピーやダウンロードをしておきましょう。
Podcastsも、Copilotで生成した音声コンテンツの作成やアクセスができなくなる予定です。残したい音声があれば事前の保存が必要です。
なお、Group Chatは個人向けCopilotの機能です。Microsoft Teamsのチャットが終了するという話ではありません。
Deep Researchは過去レポートが消えるわけではない

Deep Researchについては少し事情が違います。
Microsoft公式サポートでは、個人向けCopilotのDeep Researchを8月18日から終了すると案内していますが、過去に作成したレポートまで削除されるわけではありません。
Microsoft 365 PersonalとFamilyではチャット履歴から確認でき、PremiumではResearcherから参照できます。
重要なレポートはWordなどへ保存しておくこともできます。
ただし、Premiumで利用できるResearcherとDeep Researchは同じ機能ではありません。今後利用できる調査機能は契約によって異なります。
使っていない人は慌てなくてもいい
Group Chat、Podcasts、Deep Researchを使っていない人なら、8月18日に向けて特別な作業をする必要はありません。
今回のCopilot統合は、これまで散らばっていたMicrosoftのAI体験を一つの入口へ整理していく動きです。
個人と仕事のデータが一緒になるわけでもありません。
一方、終了する機能を使っていた人だけは注意が必要です。
Group Chatの会話や画像、Podcastsの音声は必要なら8月18日までに保存。Deep Researchは重要な過去レポートを確認しておく。
今回の変更でまず確認したいのは、新しいCopilotが自分の端末に来たかどうかではありません。
「終了する3つの機能に、残しておきたいデータがないか」
該当する人は、こちらを先に確認しておいたほうがよいでしょう。


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