ChatGPT Proが新規受付停止?GPT-6 Astraは何がすごいのか

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ChatGPTの有料プランが、人気すぎて新規受付を止めるかもしれない――。

新モデル「GPT-6 Astra」の登場後、そんな異例の話が出ています。OpenAIの担当者は、Astraへの需要が「これまで見たことがない水準」に達していると説明。

この状況が続けば、既存ユーザーへのサービス品質を守るため、Proプランの新規受付を一時停止する可能性があると明かしました。

なぜ高額なProプランへ利用者が殺到しているのでしょうか。調べてみると、Astraは単に回答が賢くなったAIではありませんでした。パソコンを操作し、作業を最後まで進める「仕事の実行者」へ踏み込んでいます。

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ChatGPT Proの新規受付停止は本当なのか

結論からいえば、受付停止はまだ決定していません。ただし、根拠のない噂でもありません。

OpenAIでChatGPTとCodexに携わるティボー・ソティオ氏は、Astraへの需要について「これまで急激な成長は経験してきたが、今回のような状況は見たことがない」とXへ投稿しました。

さらに、この状態が続けば既存ユーザーへのサービスを守るため、「新規のPro契約をしばらく停止する必要があるかもしれない」と説明しています。

対象はChatGPT全体ではなくProプランで、まだ停止も決定していません。それでもOpenAI自身が受付停止に触れるほど、利用が集中していることは異例です。

「答えるAI」から「パソコンで働くAI」へ

GPT-6 Astraの最大の進化は、画面を見ながらパソコンを操作し、複数の工程をまたぐ仕事を進められるようになったことです。

OpenAIの公式発表では、フォーム入力、CRM更新、カレンダー整理、調査、資料作成などが紹介されています。ソフトをテストしたり、作成したWebサイトを操作して不具合を探したりすることもできます。

従来のAIがコードの提案で止まりがちだったのに対し、Astraは作ったものを開き、問題があれば修正できます。

パソコン操作試験のOSWorld 2.0では、GPT-5.6 Solの65.7%に対してAstraは72.6%を記録。1つの課題にかかる時間も約75分から約40分へ短縮されました。

『Portal』を自力クリアする継続力

Astraの能力を分かりやすく示したのが、3Dパズルゲーム『Portal』のクリアです。

開発者のCozyBlaze氏が専用の操作環境を用意したところ、Astraは最初に目標を伝えられたあと、人間から攻略方法を教わることなく約24時間、3,336回のツール操作を繰り返してエンディングへ到達しました。

画面から状況を読み取り、失敗すれば別の方法を試す。その作業を長時間続けられた点に意味があります。ただし、ネット上には攻略情報があり、思考中はゲームを止める専用システムも使われたため、人間と同じ条件ではありません。

ゲーム開発企業Playcoの検証でも、AstraがUnityやGodotを使って3種類の試作品を制作し、人間による修正が前モデルより50%減ったと報告されています。コードを書くだけでなく、自分で動かして確かめられることが、開発のあり方を変えそうです。

AGI時代に突入か? 99.9%という衝撃的な推論能力

未知のルールを発見する試験「ARC-AGI-3」では、Astraが99.9%を記録しました。前モデルのGPT-5.6 Solは7.8%だったため、数字だけを見ると別次元です。

ただし、99.9%は推論状態を引き継げるAstra専用環境での結果です。ARC Prizeの検証では、他モデルと比較しやすい標準環境で62.7%でした。

専用環境の力も含まれていますが、標準環境でも過去最高水準です。Astraは未知の状況を観察し、ルールを整理しながら攻略しました。

OpenAI共同創業者のグレッグ・ブロックマン氏は

「AGIの時代に入ったと考えても不合理ではない」

と語っています。

数学研究とサイバー能力への到達

Astraは数学でも、素数同士の間隔に関する境界を240から186へ縮める成果を出しました。80年以上動かなかった別の研究にも新しい結果を示しています。

さらにサイバーセキュリティの試験中には、未知のゼロデイ脆弱性を2件発見しました。既知の脆弱性から攻撃コードを作るExploitBenchでは100%を記録しています。

防御には強力ですが、悪用された場合の危険も大きくなります。AstraはOpenAIの安全基準で、サイバー能力が初めて「Critical」に達したモデルでもあります。

GPT-6 Astraを使えるプラン

ChatGPT上では、Astraを基盤とする「GPT-6 Pro」がPro、Business、Enterpriseへ順次提供されています。PlusユーザーにはChatGPT WorkとCodexで展開されており、通常のチャットとは利用できる場所が異なります。

Proプランでも無制限ではなく、100ドルプランは週50メッセージ、200ドルプランは週200メッセージです。それでも利用者が殺到していることが、Astraへの期待の大きさを物語っています。

ChatGPTが仕事の実行者になる転換点

GPT-6 Astraのすごさは、テストの点数だけではありません。人間から仕事を受け取り、必要なソフトを動かし、途中で問題を見つけ、完成まで進められるようになったことです。

Proプランの新規受付停止はまだ決定していません。しかし、OpenAI自身が対応に追われるほど需要が集中しているのは、今回の進化が単なるモデル更新ではないと利用者が感じているからでしょう。

ChatGPTは「何でも質問できるAI」から、「パソコンの中で一緒に働くAI」へ変わり始めています。

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